日経パソコンの特集記事が公開されました。
PC Online
魅せる文書の勘所
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20100520/1025014/まずは
(1)アピール力の差は歴然!レイアウトの明暗を分けるのはコレだ
をみてください。同じ文面とは思えない違い。編集者というのは、こういう仕事をする職業なんだと思います。
(2)まずは代表的な3つの書式を理解しよう
(3)空間の微調整がメリハリを生む-インデントや段組を大活用
(4)パーツ使いで凝ったレイアウトもカンタンに
(5)長いリポートもコンパクトな冊子にすれば敬遠されない
どれも、目から鱗だと思います。
学校の先生がワープロを使うと、
左はスペースで段下げ
右は改行で折り返し
ということをしているので、このようなレイアウト変更を書式設定だけで済ませるのは、じつは大変です。
逆に言うと、ワープロという仕組みをご存じないのだろうと思います。昔の和文タイプライターのイメージのままなんでしょうね。
和文タイプってしてる人の方が少ないですよ。むしろ原稿用紙を埋める教育で、レイアウトとは無縁。
う〜む。この記事いいんだけど、つっこみどころもたくさんあるなぁ。
・インデントつけないほうが、どちらかというとキレイに見える例だと思う
・MS フォント... 汚い...のは別として、プロポーショナルは、かな文字詰めすぎ。むしろ英数文字のみプロポーショナル使用おすすめ。
・10.5ポイントってサイズはなぁ。
・英文フォントと混用するとベースラインそろわないし。
突っ込める人は、それなりの知識があるということでよいのです。それよりも書式設定とか、インデントという機能自体をご存じないのが困るわけで、「改行で右端をそろえるものだ」と思い込んでいる人のデータを再利用したくないです。だってとっても面倒なんだもん。
ワープロで作成した文書→プリント→ファックス
ファイル→プリント→イメージスキャナ→PDF(画像)→Web掲載
に比べれば許す(後者は検索されるのがいやなんだろうなぁ)。
検索されるのがいやなのではなくて、元の文書を持っていないとか、もっと単純な理由でしょう。
とある公開用冊子で、印刷会社にPDF文書をCD-ROMで入手できるかどうかを相談するということに気づかず、ゲラ刷りをひたすらスキャナで読み取っていたという事例をがあったことを聞きました。
スキャナで読み取ってもPDF形式にすれば同じだろうという認識もあり。
検索性を考慮しないのは、名前や題名にスペースを入れてバランスをとるのも同じ。
うーむ。スキャナでスキャンするほうが手間なきがする。でも、まぁ、そういう程度で理解しているひとは、そうするんでしょうね。
黒塗り箇所のある文書の場合は、文字情報を付けたくないので、わざわざスキャンするという話を聞きますが。
PDFってスキャンして作るものだと思っていた方もいます。
PDFは改ざんできないと信じていた方も(そういう制限もつけられますが)。
Windows環境ではPDFって扱いにくい形式ですね。Acrobatも高値安定しちゃったし。
OOoだけではなくて、Officeや一太郎から直接PDFにできるようになったし、いきなりPDFとかの安価なバージョンがでてAdobeは安値路線には勝てないと判断し、Bullzipとかのフリーもあって、それぞれの特徴でつかいわければよいのかと。