2005/04/05 | がせビア(その2) -訂正! ipconfigはWin98にも存在!- |  | by:落伍弟子 |
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さて、とある教育委員会の
◆ 「連載:今日から使える(?)ネットワーク・トリビア!」
第2回 ネットワークにつながらない時~
の「がせビア」です。
第2回では、インターネットではなく「ネットワーク」を「バケツリレー」にたとえています。
そして、
バケツリレーの経路のどこで通行止めが発生しているのかを確かめる
コマンドを紹介します。
といって、
では、以下OSにWindows98以降を使っている場合を
例に説明します。
1)[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]
→[コマンドプロンプト]を
クリックします。すると黒い画面が開きます。
2)画面の>マークのところで「ipconfig」コマンドを入力します。
>ipconfig
■ 訂正:「わたしのがせビア」
|おいおい、Windows98/MEに「ipconfig」コマンドはありませんよ。
|Windows98/MEなら「winipcfg」じゃないですか。
実は、Windows98には「ipconfig」があります!!
W98:フルパッケージPC/AT版CD-ROM 内容一覧 (2/19)
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;412115
の一覧に
NET8.CAB ファイルに含まれるファイル:
ipconfig.exe53,24806-12-19988:01:02p
と記述されていることから明らかです。
しかしながら、マイクロソフト社のホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
の右上にある
Microsoft.com Japan サイトの検索:
で、 「windows 98 ipconfig」の3つのキーワードで検索すると2番めに「IPアドレスの情報を確認する方法」としてでてくるのが
「WINIPCFGの起動方法」
です。このように、マイクロソフト自身、windows95/98ではipconfigよりも95時代から共通に存在するwinipcfgを優先しているようです。
ということで、windows98でipconfigをつかうということはまさしく「トリビア」にふさわしい話題だったということです。
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それに、Windows98/MEなら
[スタート]→[プログラム]→[DOSプロンプト]
でしょ。
それに、このコマンドは「経路のどこで通行止めが発生しているのかを確かめる」コマンドじゃないくて、ネットワークインターフェースに設定されたIPアドレスを確認するコマンドですよ。
たしかにデフォルトルートという経路も表示されますけどね。
次に、このネットワークの出入口までのリレーが正常に行なわれるかを確認します。
4)画面の>マークのところで「ping」コマンドを入力します。
>ping△172.17.160.7(←この△は半角の空白を示します)
この170.17.160.7という番地は、上の3)で「Default Gateway」で
表示された番地になります。
5)[Enter]キーを押します。
〇経路が正常な場合
Reply from 172.17.160.7:bytes=32 time<10ms TTL=252
(TTLの数値は、例示です。)
〇経路が正常でない場合
Request time out.
と表示されます。もし、「Request time out」ならば、ネットワーク
の出入口までに、何らかの問題があります。
これを読むと、「リレー」といっているのは「ルーティング」ではなく、「ハブ」によるパケットの中継のことなんでしょうか。
これども、それならば説明が矛盾するのです。この説明の前には、
このアドレスとはバケツリレーに参加するものに付けられた識別番号の
ようなものです。もちろん学校ごとに番地は違います。
とIPアドレスの説明をしています。「リレーに参加」するためには「IPアドレス」が必要なんですから、デフォルトゲートウェイまでのリレーの経路に参加しているのは何なんでしょう。