おもしろいすれ違いが話題になっています。
高木さんのtwitterへのつぶやきで、そのすれ違いを知りました。
話題のテレビ放送は、YouTubeで閲覧できるようですが、削除されたり、ふたたび別URLで公開されたりの状態みたいです。
というわけで、文字情報。
まずは、YouTubeで流れていた部分の
前を高木さんが文字化した部分。
●togetter
勝間和代ブログ「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」を高木浩光氏が検証したまとめ
http://togetter.com/li/18518次にYouTubeの文字化。
●さかなの目
2010-05-03 デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる
http://d.hatena.ne.jp/wt5/20100503だれかが書いてますが、
インターネットは(表裏のある)社会そのもの vs インターネットは明るい社会というすれ違いのように見えます。
ひろゆきさんの個人主義の論点に切り込めていないので、ぜんぜんかみ合っていません。というか、「IPアドレスの無制限公開」と「実名化」とを混同している点で、勝間さんの思慮の浅さかでてしまっています。
とくに、「IPアドレスの開示は2chがすすんでる」なんて勝間さんのブログにも書いてますが、そんなのは2chの利用者は知ってて当然。ログがとられていて、司法手続きがとられれば提出すると明記されています。わたしも教員向けの講演でそれを話していますが、ちょっと調べればすぐにわかることなのに。
勝間さんの「IPアドレスは積極的に開示すべき」という論点は、「山口組から開示請求がきたら開示するのか」という反論で破綻していると思う。
これに関して勝間さんがとてもステレオタイプの反応かつ理解不足を露呈しているのにまだ訂正しないことに不信感をもっています。
今回の放送では、
・「IPアドレスの開示」ということの意味について
・「匿名と実名」と情報の信頼性について
・幸福度の「幸福」について
という3テーマがあったわけですが、
「アメリカでは~」という「ウソのお念仏」が未だにテレビというメディアで通用するつもりなのかなぁ。
というのが私の感想。「匿名と実名」と勝間さんはいってるけど、ひろゆきさんは「匿名と偽名で違いはあるの?」といってるわけで、それには答えてないし。
#そもそも、勝間さんが「プロバイダ規正法」と読んでいる時点で理解不足が露呈したと思ってます。