昨日,国立情報学研究所で開催された
・NetCommos解析講座
・NetCommons研究会
・特定非営利活動法人コモンズネット総会
に参加してきました。
解析講座などの情報は 特定非営利活動法人コモンズネットのホームページ(
http://www.commonsnet.org/)に掲載されていますし,会員になれば,当日の資料がダウンロードできますので,そっちをみてもらうことにしますが,さすがに自分たちで構造解析されているだけあって,ページデザインや,独自モジュール(今回は携帯電話用のモジュール作成の基礎)のコツを教えてもらえて,大変勉強になりました。
しかし,CSSとかDHTMLをテキトーにしか知らない私にとっては,配布された資料を何度も読み返さないとダメですね。ほんと,プログラムつくりからは縁を切ったつもりなんですが,向こうからやってくるという感じ^_^;
さて,コモンズネット総会で新井先生が研究者データベース「researchmap」の紹介をされました。
●Researchmap
http://researchmap.jp/Researchmapについては,このページの「Researchmapとは」を見てください。
NetCommons 2.1をベースに開発された研究者の「マイポータル」です。
で,研究者として登録されないと読めない情報ばかりではないのです。一般公開されている情報だけでも,いろんな使い方を思いついた方がおられるそうです。そのひとつが進路指導での活用だそうです。
高校1,2年生に進路指導するときには,文系,理系といっても漠然とした感覚しかないでしょう。「国語学」ってどんなことをしているのかわかりません。でも,Researchmapを使えば,どんな研究がどの分野で行われているのかを「うかがい知ることができる」わけです。
総会で紹介されていたのは
http://researchmap.jp/ → 「研究者検索」
→ 「研究キーワード」に「国語」を入力 → 「検索」ボタンをクリック
これで,3人がヒットしますが
佐藤貴裕先生
岡島昭浩先生
のお二人のページには論文がリンクされています。一般利用者でも抄録まで読めますので,
国語学ってどんな研究をしているのかなぁ
ということくらいは高校生にもなんとなく分かります。
これなら,理科離れ対策をどうするか,なんてことをいってる人たちにも,どんどん登録してもらって,ご自分の研究を広く一般にもしってもらえるのが一番ではないでしょうか?
研究成果の登録に手間がかかると研究者側に負担をかけるので,という意見もあるでしょう。すでに対策されました。
「マイポータル」の編集で「業績リスト」タグに「科研費データベースからの経歴取込み」と「CiNiiからの論文取込み」が付きました。また,著書についても「Amazonからの書籍データ取り込み機能」があります。
これでCiNiiに登録されているされている研究成果やAmazonで購入できる著書は検索するだけで入力しなくても取り込めます。
ただし,論文については,そのままでは「Misc」分類になります。査読つきにすると「論文」分類に移動します。Misc分類の研究上のアウトプットについても、「詳細情報」で、掲載分類・種別等を選択できます。詳しくは「Researchmapからのお知らせ」の
・Amazonからの書籍データ取り込み機能の追加
・論文データの仕様変更について
をみてください。