先日,某所のシステム更新がありました。
その端末はすべて専用のHDD削除システムを数回実行しているようで,大変な時間がかかっているように見受けました。
他にも,機器更新のため施設から持ち出すまえに,専用のデータ消去プログラムを数回実行しないといけないので,更新に時間がかかってしまって,という話をきいています。
私の関与しているところでは,数人がチームを組んで持ち出した機器をチェックしながら回収場所にのみ「移動」します。移動前にデータはサーバに「移動してもらっている」ことが前提です。
当然移動を忘れている場合もあったわけですが,回収場所にまとめてあったのでデータの復旧が可能でした。これができること自体が「間違い」なんですけど。
これから,HDDのデータ入れ替えをおこなって,第2の人生をおくってもらうことにします。
さて,第2の人生が送れないようになったパソコンですが,HDDを取り外して分解します。そのための特殊ドライバーも持ってます。
・コントロール基盤をはずして
・封印をはずして
・ヘッドを捻じ曲げて
くらいはします。重要なデータが入っていそうな機械(サーバとか)だと
・磁石をとっておく(強力磁石はスチールロッカーのメモはさみに便利)
・お皿はからすよけにする
までしておきます。
いちど,お皿を割ってみたのですが,ガラス基盤なので,非常に危険です。傷つけるのがせいぜいでした。
業者に引き取ってもらうのも良いのですが,
■米国軍需メーカーの機密情報、ガーナで販売されていた中古HDDから発見
コンピュータワールド (2009年06月25日)
http://www.computerworld.jp/news/sec/152630.htmlということもありえますから。正しく業者が処分するまえに盗難ってこともありますから。
ちなみに,職員室も危ないですよ。安心してUSBメモリーにデータを入れている人がいますが,不満分子がいたずら心で持ち出すことだってありうるわけです。そこまで考えるのが「セキュリティ対策」です。
動くHDDなら、shredかけてから流用します。もう捨てるなら、電気ドリルでバンバン穴を空けてから燃えないゴミの日。
電気ドリルが手っ取り早いのですが,「HDDの中身を見せる」のも教育の一環!(^^)!
HDDの中身は、開けたてでないと綺麗じゃないんですよねぇ :-)
そうでもないですよ。どんなクラッシュさせたんですか!(^^)!
普通の「へんな音がする」「HDDを落とした」くらいじゃそんな派手な内部破壊はしてませんぜ!(^^)!
HDDから「ぐわぁがががががー」ってとてつもない音がして死んだようなクラッシュ :-) 音を聞いた瞬間に「終わった」と分かるレベルでした。その状態ですぐに開けないでしばらくまわしてたしね。ああいうのに比べると、最近のひそかにread errorが出てくるディスクなんて陰湿ですねー
>最近のひそかにread errorが出てくるディスクなんて陰湿ですねー
そうですよ。極悪なHDDが増えてます。CHKDSKでは欠陥セクターがないのに,変なシーク音がして,動作が明らかに遅いのにSMARTでもスレッショルドに至っていないとか。予防的に使わないようにするしかないです。