先日、あるところから「セキュリティ機能付きのUSBメモリ」に記録したデータが読み込めない」という相談がありました。
私はバッファローの初代製品をいまだに使っていますが、そういったトラブルはありません。
「いったい、どこの製品?」と聞いたら、TDKの製品だそうです。型番ははっきりしませんが「trans-it」だそうです。たぶんこれ。
http://www.tdk-media.jp/tjbbf01/cat017.htmlで、製品の特長の「セキュリティ機能」をみると
※ セキュリティソフトウェアを使用するには、管理者権限が必要となります。
って書いてある。ふつう、企業なら社員には管理者権限は与えないでしょう。だめじゃん。というわけで、相談もとに「管理者権限のあるユーザでログインしてる?」って聞いたら「一般ユーザ」とのこと。やっぱり。
というわけで、いまだにWindows95の時代のように、一般利用者でも管理者権限が必要なソフトで「セキュリティ機能」っていわれてもねぇ。
セキュリティではありませんが、たまにビデオについているソフトで管理者権限を要求するものがあります。普通に使えないのでメーカーに問い合わせると、今のところ、一般ユーザで使えるようにするきはない、というような返事でした。
ほかにも、顕微鏡カメラなどでソフトのワークが、一般ユーザの使えない領域へアクセスするようなものが結構あります。
「インストールしてもらったんだけどうまく起動しない!」という苦情がよく来ます。
やっぱりMS-DOSというかWindows95時代にVisual BASICで作成したときの感覚がそのままのこっているとしか思えないですね。
で、それのどこが悪いのかすら理解できていない。
個人の趣味で利用するのなら、ウイルスに感染しようが、それは個人の負うべきリスクでしょうけど、業務用はそうではないですよねー。
予備校関係が作るソフトや教科書会社の作るソフトはお作法が悪いのが多いですねえ。しかもデータの配布にいまだにフロッピーとか。あと使う人向けにアクセス権設定しないと行けなかったりするす。